飯田市高羽町で工事中の三世代の住まい。1階は鉄筋コンクリート造、2階は木造。鉄筋コンクリート造の室内部分は杉板仮枠打ち放しの質感をそのまま現しとした重厚な壁面に木造の梁組が掛かる構成。ヨーロッパの石造りの建築構成を取り入れた。
三世代が住むプランをコンパクトにまとめた。
広いリビングと囲まれたダイニング
横の広がりと縦の高さが変化ある空間構成を生み出した。
RC造(鉄筋コンクリート造)特有のゴツイ梁を見せずに、繊細な杉板打ち放し面の大壁と、線としての木造梁や階段の軽快さと対比した。
開口周りのRC造の梁、壁柱は漆喰塗りとして杉板打ち放し壁面と取り合う。
木造の登り梁はRC梁には取り合わず軽快に浮いている。