大型木造建築 まし野ワイナリー建方始まる。  NO,57

まし野ワイナリーの建て方が始まりました。

300m2 延べ100坪を越える大型木造建築です。

特に中央部分にはスパン10mの木造山形ラーメン構造を採用しています。

来年の3月にはシードルの初仕込みを行う予定です。

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飯田市リニア駅 市民提案  NO,56

飯田市 リニア駅 市民提案

地域の将来を考える市民団体、アルプスフォーラムに所属しています。

昨年、提案させて頂いた飯田市リニア駅の市民提案です。


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びおソーラー  NO,55

びおソーラー 太陽の暖かさを室内に 手の届く金額で

鼎Sさんの家 びおソーラーの取り付けが始まりました。

 

びおソーラーは太陽熱を屋根で集めて空気が運ぶ“空気集熱式”低温床暖房システムです。

少数精鋭の部材で・手の届く金額で・施工は簡単。

但し、設計が大事。 

 

とにかく断熱材で囲い込んでエアコン1台で冷暖房する家が、この伊那谷のライフスタイルに合っているんでしょうか。

基本的に伊那谷は冬の晴天率が全国でもトップクラスです。大都会のような閉じる生活より、外の環境とコンタクトした生活感を楽しむ事がこの地域の家づくりの基本として、しっかり考えて行きたいと思います。

限りなくシンプルなシステムとした事で、エアコン一台分の定価程度で採用できるシステムです。

冬の床暖房は勿論、夏の夜間涼風の取り入れもちゃんと出来ます。

システム全体にとことんコスト削減にこだわったビオソーラー。

一例として、集熱パネルは屋根ダクトを兼用しており、並べただけで集熱部が完成します。この集熱パネルは国内NO,1の集熱効率を誇ります。余分な機能を排除して、そこそこの性能を無理なく採用出来ます。

 

また、設計事務所主導で採用出来る為、実際の施工とのしがらみもありません。

詳細はびおソーラーのサイトでご確認ください。  http://tenomonogatari.jp/

 

当事務所も“手の物語”の登録設計事務所です。


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大型木造建築 まし野ワイナリー設計完了 NO,54

大型木造建築 まし野ワイナリー設計完了しました。 シードルの本格生産が始まります。


シードルの本格生産が始まります。

まし野ワイナリーの新施設の設計を完了しました。8月に着工、2月には完成します。

りんごの発泡酒“シードル”をつくるワイナリーです。

南信州は美味しいりんごの産地。新たなりんごの楽しみ方としてシードルづくりが盛り上がっています。

下伊那郡松川町のまし野ワインはワイン醸造としてもこの地域のパイオニアです。

 

今回新築する施設はスパン10mの山形ラーメン構造の大型木造建築です。

住宅用の部材、金物、プレカットラインを使用した構造は、鉄骨造よりも安価として進めてきました。

外壁の杉板は無塗装仕上げとして将来この地域の風土にエイジングしていく事を目指しています。

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伊那谷を遙かに望む家  NO,53

下條村 Yさんの家 基礎が完成  (伊那谷を遙かに望む家)

伊那谷の南端の下條山脈。その麓にYさんの家が建ちます。

延べ面積28坪 傾斜した土地の段差に無理なくフィットするスキップフロアーのプランです。

伊那谷のV字渓谷の眺望を前室から楽しめます。

スキップフロアーの複雑な基礎が完成しました。


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鉄筋コンクリート造もちゃんと出来ます。 NO,52

鉄筋コンクリート造もちゃんと出来ます。

高羽町のNさんの家。

Nさんが融資の件で銀行に行った時に、融資担当者より『新井さんは木造しか出来ないんじゃないですか!』と言われたそうです。

😓 ちゃんと鉄筋コンクリート造も出来ますよ・・・・・・・

 

今回はなんと杉板仮枠コンクリート打ち放し仕上げ。施工側からみると超難関な仕事になりました。

面としての重圧なRC面、漆喰コテ磨き仕上げのふっくらとした白、木造の軽やかな屋根、大きなガラス面。様々なアイテムの最も特徴的な性格がぶつかり合いながら一つの空間に組み立てていきました。

特にワンルームのLDKは、横の広がりと縦の高さをそれぞれの用途に組み込んだ変化のある構成が生まれました。

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飯田市鼎Nさんの店舗併用住宅が完成しました。 NO,51

Nさんの店舗併用住宅

飯田市の中心市街地を一望できる敷地条件。

構造即意匠の地域材の家づくりでも、新しいモダンな表現を目指した。モノトーンな美容室。

Nさんの美容室

美容室からの眺望。手前に可動式の鏡が取り付く。

南側吹抜の断面計画

建物全体の南側を吹抜化。それぞれに光の変化がある空間が生まれた。


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飯田市鼎Nさんの店舗併用住宅・飯田市高羽町Nさんの家 工事中画像アップ  NO,50

Nさんの店舗併用住宅

飯田市の中心市街地を一望できる敷地条件。

構造即意匠の地域材の家づくりでも、新しいモダンな表現を目指した。モノトーンな美容室。

Nさんの美容室

美容室からの眺望。手前に可動式の鏡が取り付く。

高羽町Nさんの家

飯田市高羽町Nさんの家 工事中。

鉄筋コンクリート造杉板打ち放しの重厚な壁面と木造の梁組現しのインテリア。

高羽町Nさんの家工事中画像へ⇒


中川村Mさんの家 『cafe oak』オープン No,49

中川村 『cafe oak』が1月7日にオープンします。土日だけの週末カフェです。

中川村『cafe oak』 中川村大草3743-1

 

準備中であった中川村Mさんの家に併設した喫茶店が1月7日にオープンします。土日だけの週末カフェです。

南駒ヶ岳を一望出来る抜群の眺望を誇るロケーション。店内のインテリアも体験できます。シンプルなメニューですが美味しいコーヒーとゆったりした時間が楽しめます。是非お出かけください。

(中川村Mさんの家の画像はこちら)

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八幡の家 ギャラリーのサイン取り付け No,48


12月12日、八幡の家のギャラリー開きの日にサインが何とか間に合いました。基本は私が考えて、デザインは地元の女性デザイナー寺澤朝子さん、製作はやはり地元の澤口看板様。地元パワーでかわいらしいサインが出来ました。

ベースは6ミリの鉄板にガス抜きで、街道と家並みをイメージしたイラストを切り抜き。手前のガラスの裏側にスリ加工でロゴと猫のシルエットを入れて頂きました。特にベースの鉄板は全体に綺麗な赤さびに覆われて行き、益々深みを増してエイジングしていきます。

このギャラリーと憩所の名称は先代の祖父、祖母の名前にちなんだとの事。住宅の一部を地域に開放して、暖かい交流を起こしていきたい。そんな想いを込めたサインです。

北方の家 足場外れる  No,47

北方Kさんの家 足場が外れ外観が見えてきました。

現在、細部造作と外回り工事が進行中です。

1階の深い庇と縁側利用。2階の南面は階段兼吹抜として、1階の深い庇に対して、2階越しの日射が家の中を明るく演出します。

外観は濃い色の外壁とナチュラルな杉板の組み合わせ。

片流れのシンプルな屋根。南面からの日射を最大限取り入れます。

りんご並木のエコハウスの井戸竹蓋製作と、満蒙開拓平和記念館周辺の環境美化作業に参加 No,46

 

11月17日に、私的な旅行として阿智村と飯田市にお越し頂く天皇、皇后両陛下。

11月13日の日曜日の午前中には、訪問先の“りんご並木のエコハウス”玄関部分にある井戸の竹蓋を作り直し。竹は松尾の鳩ヶ峰八幡宮隣の里山より採取。同じ太さの竹の長さをそろえてシュロ縄で結びます。“たご結び”という結び方に悪戦苦闘。伝統的な手仕事は頭では無く手首で覚えることを再認識。覚えた頃には完成です。

素人細工だけれど気持ちは込めました。

午後からは、今回の主訪問先の満蒙開拓平和記念館周辺の環境美化作業に参加。

多くの人々の参加により、お迎えの準備が進んでいます。


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外装 色決め No,45

外部の色決めはいつも悩みます。最近の住宅はサイディング張りの同じような外観の家が多くなっています。

素材自体も既成品では無く、無垢の木や左官仕上げにこだわりたい。

特に杉板の外壁の場合はきちんと庇を出すコトが必須です。

鼎の美容院併用住宅

外部の部位では、線としての部分はキシラデコールのやすらぎでナチュラル感を出し、面としての杉板壁はクールな濃いめのグレーで、同じく面としての左官壁は赤身が入っていない土色で、全体的には現代的な表現を目指しています。


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平屋の家  松川町、果樹園農家の家 No,44

平屋の家

松川町 果樹園農家の家 仕上げ工事が進んでします。

根羽杉でつくる平屋建て。屋根の登り梁の繰り返しが室内に露出してインテリアを構成します。

正面の大谷石の手前に薪ストーブを置きます。玄関から続く黒壁がインテリアに効いています。

完成後には正式に画像をアップします。


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RC杉板打ち放し 玄関袖壁が現れる No,43

上飯田 RC杉板仮枠打ち放しの家 玄関袖壁のコンクリート打ちを済ませ、杉板仮枠が外れました。浮造りの杉板の杢目がコンクリートに転写されています。このラフ感が良い味を出しています。


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天皇、皇后両陛下 満蒙開拓平和記念館へ No,41

宮内庁は20日、天皇、皇后両陛下が11月16~18日に愛知、長野両県を私的に旅行されると発表した。

愛知県では、江戸時代初期に造られた農業用ため池「入鹿池」(犬山市)などを見学。長野県では、旧満州に入植した開拓団の歴史を紹介する「満蒙開拓平和記念館」(阿智村)や、「天龍峡」(飯田市)などに足を運ばれる。同記念館の訪問は両陛下が希望され、「語り部」として活動する引き揚げ者との懇談も予定しているという。(LivedoorNEWSより)

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RC住宅 杉板仮枠打ち放し 『伊那谷Style』No,41

鉄筋コンクリート(RC)杉板打ち放しの住宅の1階部分の鉄筋工事が立ち上がってきました。先行して玄関袖壁の杉板仮枠の様子も見えてきました。コンクリート打ち放しは一発勝負なので工事にも特段の神経を使います。特に今回は室内のインテリアを含めて杉板仮枠打ち放し。大勝負はこれからです。

鉄筋コンクリート(RC)壁式構造の配筋工事中。通常のRC造のゴツイ柱は無く、薄い壁が柱となります。その薄い壁の中にダブルで鉄筋が配筋されるので、精度が要求されます。配筋が終わると杉板の仮枠を起ち上げます。勿論、室内は杉板仮枠打ち放し仕上げです。

 

杉板仮枠打ち放しの型枠工事中。

夏と冬の杢目を浮き上がらせて、コンクリートに転写します。丁寧に仕事を進めてくれています。

出隅部分の杉板仮枠の造作

杉板を斜めに削って留めに合わせています。出隅のコンクリート面に杉板がぐるっと継ぎ目無く転写されます。


南駒ヶ岳を望む家 秋 『伊那谷Style』No,40

南駒ヶ岳を望む家 秋

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『断熱、気密、結露』 科学的アプローチとしての家づくり 『伊那谷Style』No,39

断熱、気密、結露等をどのように考えて、設計に織り込んでいく事は環境デザインの第一歩。

これらを合わせて『外皮性能』と呼ばれており、現在の住宅設計では必須の内容です。

私たちの住む伊那谷は国の省エネルギー基準の4地域となっており、4地域に必要な外皮性能や各種断熱材の厚み等も示されています。しかし国が示す数値は最低基準でもあり、当事務所の実際の設計ではそれ以上の性能設計を行っています。

断熱材の仕様や厚みと合わせて壁体内結露させない断面設計が必須です。これらの性能設計は現代では全て計算により詳細な数値として安全か否かを判定できるようになっています。少し事例を紹介します。

 

 

この結露計算ソフトは岐阜森林アカデミー辻准教授作成のツールです。

 

断熱材までが室内側。

断熱材より外側が室外側

湿気の通りやすさが、室内側より室外側が5倍以上ならばokです。

 

吹込施工のセルロースファイバーでも室内側に気密層が無いと厳しいです。


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開口部の環境デザイン 『伊那谷Style』No,38

住まいの環境をデザインしていく要素で最も重要な部分は開口部です。特に南信州は冬期の晴天率は全国トップクラス。でも内陸性盆地気候で夏は38℃、冬は-8℃とほぼ50℃の外気温度差に対して、快適な室内環境を生み出さなくてはなりません。

室温の大部分が開口部から逃げていきますが、冬期には開口部より暖かい太陽熱を取り入れることが出来ます。一番熱が入り、熱が逃げていく部位が開口部です。南信州の気候を考慮した場合は、冬期は積極的に窓から太陽光を取り入れ、夏期は庇をきちんと出して日射の遮蔽を行う事が基本となります。家全体の開口部は断熱性能が高い樹脂サッシュを基本として、出来ればリビング周りは木製建具若しくは木製サッシュにこだわりたい。

住まいの環境デザインの第一歩です。

里山の家 『伊那谷Style』No,37

地形的に伊那谷の最南部の下條山脈 ちょうど伊那谷の南北の軸線と直角方向に里山が開けます。

その下條山脈の始まりの里山にYさん一家は住むことを選択されました。

伊那谷の雄大なV字渓谷と、里山の農業景観が一望できる小さな家の計画を進めています。

 

長野県主催 『“信州の木”建築賞』審査員  『伊那谷Style』No,36

長野県主催『“信州の木”建築賞』の審査員を勤めました。床面積500m2(150坪)以上の木造建築物の実例を募集して、優秀な作品を表彰することにより広く長野県民に木造建築物の魅力を発信し、普及に寄与することを目的としています。

 一次審査を経て、二次の現地審査を軽井沢から根羽村まで長野県を縦断。

大きなスケールの木造建築主体ですが、 特に印象に残ったのは佐久市に建つ福祉施設でした。細かい気遣いと地域に開いた喫茶店や集会所が入所者と地域を繋ぐ。特にゴツイ梁が目立たず、高齢者に配慮した優しいインテリアは私的には一番の評価。デッカい建築物を木造化することで地域の山の木を使っていこうとの国の施策ですが、その前に人の為の建築である事を忘れてはならない事を最後の審査会ではアピール。

惜しくも、大型木造建築の基準でもあるJAS材仕様規定に触れており受賞は逃したが、受賞作以上の評価をした審査員も居たことを記しました。

メンテ立会い  伊賀良北方 『ひこばえ』 『伊那谷Style』No,35

トイレの引き戸の鍵の調子が悪いとの連絡を頂き、建具屋さんとご一緒に『うどんのお店 ひこばえ』さんに行きました。

お客さんの引き戸の扱いが乱暴で、MIWAのSL77錠という強度の高い鍵でしたが見事に壊れていました。

『ひこばえ』さんは元々アップルロード沿いで営業(貸店舗)されていましたが、もう少し落ち着いた場所で自分の店を持ちたいと一緒に幾つかの土地を見ました。この伊賀良の北方(広域農道すぐ下)の土地は周辺は果樹園が広がり元農家のお庭もある敷地。少し店舗としては奥まり過ぎの感もありましたが、ひこばえさんの腕と味ならば大丈夫とこの立地に決めました。新しい店舗と敷地に残された鉄骨の柿干し場を住宅にリノベ。中庭から見える果樹園の景観が落ち着きます。口コミだけで広告は一切行わないこだわりの営業を進めてきたそうですが、多くの来客でうれしい悲鳴をお聞きしました。

上棟式 鼎下山  Nさんの店舗併用住宅 『伊那谷Style』No,34

鼎下山 Nさんの店舗併用住宅で、店舗部分に祭壇を設え上棟式を行いました。

当初の出会いから、設計打合せから実施設計・現地での施工開始の期間を考えると、歓びもひとしおです。 画像は美容院正面の鏡が設置される方向ですが、鏡の奥は飯田市の中心市街地の景観から中央アルプス方面が横長の窓から視界いっぱいに広がります。

環境デザイン2 『伊那谷Style』No,33

建物の外観デザインも、設計者や個人の好みだけでは無く、環境デザインの手法で形を決めていきます。

前述したように、朝夕の日射角度が低く夏期に暑くなりがちが東西の窓は最小限にして、南に冬期のダイレクトゲインを取り入れる大きな窓を配置。夏冬の太陽光の入射角を考慮し、たっぷりと出した南側の庇。

屋根の勾配も屋根集熱太陽熱利用にとって最も理想的な角度でデザイン。

全ての形を、環境デザインの視点で生み出していく。

明るいLED電球  『伊那谷Style』No,31

 設計者の自邸は“暗い”と女房にいつも怒られています。それもそのはずでリビングの中心に照明器具が有りません。自邸ならばと間接照明だけのライティングに挑戦。私的には全く問題ありませんが、女性陣には超不評。

そこで、食卓の“ルイスポールセンPH4/3”のLED電球を変えてみることにしました。最近はとても明るい電球が市販されています。

左端の画像は使用して丸4年の当時の白熱球100W同等を謳ったLED電球。すでにガラスと本体部分のつなぎ目が熱で黄変し、ガラス部分も数カ所熱割れしています。日本トップブランド製品なのに外してみてビックリ。他の場所でも2年目くらいからLED電球の球切れが発生しています。この電球を使った理由は当時のLED電球は演色性が悪くこの某松下製が最もお料理が美味しそうな色で見えたのです。

さて、取り替えた電球は『パナソニック、電球100W形相当 電球色(14.3W)  LDA14LGK100EW』これがとても明るい。電球色は一般的には昼白色より少し暗いはずですが、スカッと食堂の雰囲気が一変しました。

さらにもっと明るいLED電球を発見。『NEC LED電球17.0W(全光束:1520lm/電球色相当)LIFELED'S  LDA17L-G

ルイスポールセンPH-5ペンダントに使用出来る一般市販球がやっと出ました。私も一つ購入して“暗い、暗い”と言われているリビングスタンドに使用してみます。インプレは後日に・・・・ちなみに価格も当時の100W相当タイプよりお安くなっています。

鼎下山 Nさんの家 (美容院併用三世代の家)進行中  『伊那谷Style』No,30

 

鼎下山のNさんの店舗併用住宅 の外観の基本形が見えてきました。土地は道路より一段下がっている見下げの見え方になります。総二階にならない様に1階部分の土庇を一間分出して、庇による夏冬の日射のコントロールと見下げの視線対策を行っています。この敷地の北側は段丘崖で、飯田市の中心市街地がスカッと広がります。特に美容院からは飯田のソウルマウンテン“風越山”と山麓の中心市街地が織りなす飯田特有の地形を一望出来ます。右の画像は室内ちょっとくらいですが、ダイニングキッチンからの眺め。

環境デザイン(敷地と配置計画)  『伊那谷Style』No,29

その場所の周囲の環境、敷地自体の環境、太陽の向き(方位)や通風、眺望、道路の騒音、将来の地域の発展、災害の履歴等。

これからつくる家自体の環境性能もさることながら、周りの要因のような自分では変えることが出来ない状況に対して、きちんと対処したプランを想像していく事も“環境デザイン”と呼びたい。最近の高性能を謳う住宅は全国何処へ行っても同じような外観で、この点が全く出来ていない。

画像最初の三枚は、敷地の辺ではなく真南に建物を振った配置計画。三角に余った四ヶ所のスペースには(駐車、玄関アプローチ、植栽の庭、家庭菜園、薪置き場)用途に区分された使いやすい外部空間が生まれた。敷地の辺に正対すれば年中南側の家の裏側を見る生活だった筈が、真南に振る事で遠くの南アルプスを望める家になりました。

四枚目の画像は東側の一段高い隣地に、総二階の家が先に立っていた状況。普通に南面した家とすれば南側の主庭は隣の視線が気になって使えない庭になったでしょう。そこでトイレや洗面脱衣等の水周りを南側に突きだし、建物本体で隣地からの視線をカット。南向きの明るい水周りと、建物に囲まれた落ち着いた中庭が生まれました。

 

柿渋塗り  『伊那谷Style』No,28

天然素材として使われてきた柿渋。特に針葉樹合板に柿渋仕上げとすると妖艶な色つやが楽しめます。

塗装材としては簡単で、容器から出してコテ刷毛でたっぷり二回塗り。(各回、しっかり乾燥します)

建て方前に天井兼用の構造用合板に塗り、一年くらい経てばしっかり色が上がってきます。段々と色上がりしてくるさまが自然素材然としています。自力施工も出来ますが、柿渋特有の臭いがこれまで苦手の方も多かったと思います。

ここで使用している柿渋は『無臭柿渋・柿多冨』という商品名で、柿渋特有の臭いがしません。塗りやすい。容器も小袋を幾つか買えば便利です。基本的に一回蓋を開けると酸化してしまい長期保存は出来ません。

柿渋は白い布地に付くと洗濯しても取れません。市販の塗装用ビニールエプロンと手袋を使用しましょう。

障子  『伊那谷Style』No,27

障子は和風建築だけのアイテムだけではありません。和紙からの柔らかい光。和紙を両面から貼れば断熱障子として開口部からの冷気の浸入を防ぐ事が出来ます。りんご並木のエコハウスでは、冬期は外部の天気により断熱障子を開閉して内部温熱環境を調節していますが、障子の断熱性を体感する事が出来ます。

薪ストーブを置く場所  『伊那谷Style』No,26

存在感のある薪ストーブ。インテリアとしても置く場所にはこだわりたいと思いますが、室内の温熱環境的には窓際に設置することが基本と言われています。開口部と断熱材が入っている壁とは断熱性は大きく異なります。暖かい室内空気が開口部で冷やされ不快なすきま風みたいな下降気流(コールドドラフト)が発生します。窓際に暖房器具を設置することによりその下降気流を押し返します。ただし、薪ストーブには暖房用途以上に柔らかい炎と実際の暖かさで家族が集まってきて楽しい団欒の場ともなります。キッチンと連続した場所に置いて調理用途としても使用出来る工夫もしています。また店舗等ではファイヤープレイスとして人が集まる場づくりにも活かせます。

器を主に生活雑貨のお店 『Seger(ゼーゲル)三角錐』  『伊那谷Style』No,25

当事務所のの一角には、器を主に生活雑貨のお店『Seger(ゼーゲル)三角錐』を併設しています。瀬戸や多治見他全国の作家さん約40名ほどの器が並びます。お好みの一品に出会える場として気楽にお越し下さい。木製の調理ベラはIHヒーター調理器には必需品です。店主は新井ゆり子です。

ちなみにゼーゲル‐すい【ゼーゲル×錐】とは(コトバンクより)

窯などの炉内温度を測定するのに用いられる、高さ約6センチの三角錐。アルミナその他を、融解する温度が異なるように配合して作る。セ氏600~2000度の範囲の各種のものがある。1886年ドイツの陶工ゼーゲル(H.A.Seger)が発明。ゼーゲルコーン。

コンクリート打ち放し袖壁  『伊那谷Style』No,24

玄関アプローチのコンクリート打ち放し袖壁。南入の玄関と庭とを仕切り、秩序を生み出すために固い壁を立てた。

当初はまばらだった緑も3年後にはこのコンクリート壁を隠すほどに成長している。

コンクリート壁の天端には排水溝を設け、天端を内側向き勾配とすると壁が汚れない。ちょっとした工夫ですが大事な事です。黒いパイプは雨樋を石臼に受けています。石臼の下にはコンクリート桝が埋め込まれていますが、雨が降ると一旦石臼にたまった雨水が下部の桝に落ちる音が響き“水琴窟”までの良い音ではありませんが風流な音が聞けます。これは全くの偶然の産物でしたが、雨天も楽しめるようになりました。

土蔵のリノベーションと解体材の再利用  『伊那谷Style』No,23

 

伊那谷の各地にまだまだ豊富に存在する土蔵。しかし解体されている現場も目にし心を痛めます。

今回は土蔵に新たな命を吹き込んだ事例と、解体された土蔵の戸前を新たな用途に使用した例。

左の画像はりんご並木三連蔵の『一ノ蔵のバー』土蔵そのままの内部を活かした店舗です。特にカウンター上の梁とベンチは市内の商家の解体材を使用しました。真ん中の画像は知久町の店舗併用住宅で、残した土蔵を建物に取り込み座敷蔵に再生しました。

右の画像は天竜社の解体材をひょんなきっかけで手に入れたモノで、玄関ホール正面のスクリーンに転用しています。現代的な内装を歴史を感じさせる格子戸がいっそう引き立てます。

信州“準寒冷地温熱教室2016”開催中 『伊那谷Style』No,22

所属してる建築家の団体『公益社団法人 日本建築家協会 関東甲信越支部 長野地域会 JIA長野県クラブ』で、表記セミナーを企画しました。参加人数が心配されましたが、会場目一杯の75名が参加。講師はこの分野では若手ナンバーワンの岐阜森林アカデミーの辻准教授にお願いしました。

省エネルギーが叫ばれてもなかなか進まない住宅の温熱性能。日本全国で冬場の室温が一番高い所は北海道。一番室温が低い地域は長野県と言われています。いわゆる“ガマン”で冬場を乗り切ってきた根性の地域とも言えます。

全六回の講義では、計画段階から数値としてその住宅の温熱性能を設計出来るスキルを身につける事を目的とした勉強会。特に高気密高断熱住宅に心配される壁体内結露対策や、蓄熱効果の実証、木質バイオマスの活用、光の取り入れ方、風の通し方、窓から見える景色等、長野県らしい住まい方を基本とした高性能な家づくりを目指しています。

高性能を謳うだけで金太郎飴みたいなサイディング住宅が建ち並ぶ昨今。個性あふれる南信州の住まいのあり方を深めていきたいと思います。

 

『伊那谷Style』No,21  サイクリング

50才になったとき、タバコをキッチリやめてサイクリングを始めた。形から入るタイプなのでロードスポーツの新古車を購入。

8月28日(日)は、自転車の友人達と飯田市松尾弁天から中川村(通称、三段坂)往復の約45Kmのサイクリング。たっぷり汗をかきました。

自転車の友人は面白いメンバーばかり。医師、商店主、プロカメラマン、行政マンetc サイクリングと合わせて時事ネタを話合いながら走るのも楽しみです。

さて、私の自転車はイタリアの『ウィリエール・イゾアール』 イゾアールとはツールで有名な峠の名前なんだそうです。一応本格的なレーサーらしいですが私の脚力次第ですね。 

さて、二台目の写真は年代物(35年前かな)の片倉シルク号。信州になじみ深い諏訪の片倉財閥が昭和39年の東京オリンピックには何とか国産車に選手を乗せたいと異業種参入して出来た自転車が片倉シルク号。そのブランドを受け継いだ自転車です。若かりし頃、これも友人達と5台まとめて購入した自転車。当時6万円(お給料7万でしたが)高級車です。チューブラータイヤ、クロモリの鋼管を王冠ラグで繋いだ凝ったつくりです。でもギアがデカすぎて坂は全く上がらない。

これも倉庫に眠っていたのを、天竜峡の専門ショップに持ち込んでレストア。

現代の自転車とこのシルク号を乗り比べると全く違う乗り物に感じます。自転車の進化はすさまじい。でもゆっくり気取って走るときはシルク号ですね。

 

『伊那谷Style』No,20  手造りスピーカーのリノベーション

物置に置いてあったはず。 と、ずーっと思い続けている事ってあると思います。私の場合はこの手造りスピーカー。

今から40年前(なんか凄い年月ですが・・・)に、新しく赴任した高校美術部の顧問の花岡先生に感化されて汗だくでつくったスピーカーボックス。

ベニア一枚でつくる手造りスピーカーという本があり、丁寧に設計図(ベニア切断図)まで記載されていた。

当時はのこぎりで厚いベニアと格闘し、各パーツを切り込んで行った。バックロードホーンで、結構中身の造りは細かい。

お金が無いのでスピーカーは使い回しの中古品で、肝心の音は良いわけがないですが、完成して音を出した時の感動は青春の一ページとして覚えています。

今回、倉庫から引っ張り出してきて、ぼろぼろになったベニアの表面にペンキを塗り、角にはお化粧の金物を打ちました。

肝心のスピーカーはFOSTEX (フォステクス)のバックロードホーン専用設計のフルレンジスピーカーを新調。

音は随分と良くなりました。(お隣の小さなJBLと比較してですが)

何はともあれ、昔の思い出が今に蘇るさまは、空き屋や古民家のリノベーションと共通する思いがしています。

『伊那谷Style』No,19  伊賀良 北方の家 上棟

 

根羽杉でつくる地域材の家。2階床の下地がそのまま1階の一部天井になります。水平剛性を構成する構造用合板には無臭柿渋を塗布。今はサーモンピンクですが、竣工時には濃茶色に深い色合いに変化していきます。

二階建ての一階部分の南側を1間南側にずらし、深い軒先を1・2階に構成します。人肌色の根羽杉と濃く変化した天井材と、白い壁が構成するインテリアが楽しみです

『伊那谷Style』No,18  南駒ヶ岳を望む家  果樹の花木で彩る庭づくり  持続可能なランドスケープ

持続可能なランドスケープ  果樹の花木で彩る庭づくり

中川村の中央アルプスを一望できる敷地。竣工後草原となっていた西側の部分の庭の基本的なマウンドが造成出来ました。

敷地の半分以上を占めるエリアには、通常の庭園では無く、菜園と果樹園と、雑木・針葉樹を組み合わせた伊那谷の自然を身近に感じられる庭とします。

眺めるだけではなく体を動かす庭。そして野菜や果樹が育つ庭として、生活と共に育っていきます。

自分の住まいの庭が食物の生産の場として、また体を動かして健康づくりの場として。持続可能なランドスケープとしての庭造りに挑戦していきます。

 

 

『伊那谷Style』No,17  RC杉板打ち放しの家 着工しました。

RC杉板打ち放しの家(高羽町)着工。

1階部分をRC(鉄筋コンクリート造)、2階を準木造とした住まいが着工。1階部分の内装はRC杉板打ち放しのテクスチャーを活かしたインテリアを構成します。RC打ち放しは現代的な表現でその価値を表現出来ますが、内外打ち放しとすると冬期は厳しい室内環境となります。今回は外断熱工法とし、外部には分厚いビーズ法ポリスチレン断熱材(発泡スチロールの親戚です)で包みます。基礎部分は当然防蟻性能のある同種の断熱材打ち込みです。

RC外断熱工法用のビーズ法ポリスチレン断熱材は通気性と耐久性が高い材質として採用しました。あの第一次南極越冬隊の基地にも使われ数十年を経て解体された部材を日本に持ち帰って経年変化を調べた所ほとんど劣化は見られなかったと言われています。

『伊那谷Style』No,16 夏のOMソーラー

我が家のOMソーラー操作板

8月21日13時25分の外気温は37℃ 飯田市の測候所は割と標高の高い場所にあるため実際に私が住む標高400Mの天竜川近くの日中は相当な気温になります。OM棟ダクトの温度も91℃になっており、これ以上棟温度が上がるとハンドリングボックス内部のファンの保証温度を超えてしまいます。ちょっと心配。

室内温度は28℃ 勿論、この日は28℃設定でエアコン回しています。お湯取りはそれなりに出来ています。

『伊那谷Style』No,15 木造としての構造と家づくり

鼎下山 Nさん(美容院併用住宅)三世代の家 

平成8年独立以来、地域材の家づくりを進めてきたが、最近まで地域材を使用し梁組現しの架構はほとんど大工さんの手加工によっていた。あらかじめ機械によって決まっている仕様に設計を合わせていく本来の構造デザインとは言えない方法では、地域材の家づくりは出来ない状態が続いていた。

最近は各地のプレカット工場でも新しい機械を導入し、今まで機械加工では出来なかった継ぎ手や仕口(追っかけ大栓継ぎ手、台持ち継ぎ手、登り梁の大入れアリ落とし、柱の長ほぞ 等)がほとんど機械加工で出来る様になり、数年前までは考えられないほどプレカットが進化した。

当事務所でも架構デザインを見直し、基本的にプレカットでほぼ100%対応できる健全で美しい骨組みの架構方法を統一した。これは近年法律で要求されている耐震性や断熱気密性を余裕で越える仕様として現在進めている。(建築基準法に対して、耐震性及び断熱性はそれぞれ1,5倍程度。)

『伊那谷Style』No,14 鼎下山 Nさん(美容院併用住宅)三世代の家 進行中

鼎下山 Nさん(美容院併用住宅)三世代の家 

飯田中心市街地と風越山を一望できる高台の敷地。斜面対策として鋼管杭で地盤補強を行いました。全体では少し大きな家ですが、夫婦+子供のスペースは30坪弱+親の住まい部分+美容院部分で構成しています。特に美容院は正面鏡部分は眺望のよいビューウィンドウとして、窓下には冷気対策としてPSパネルヒーターを設置します。構造及び断熱気密施工は当事務所標準の工法。三尺等間隔に並ぶ登り梁がそのままインテリアを構成します。

『伊那谷Style』No,13 鼎 Sさんの家 スケッチ(思いをカタチにする作業として)

鼎 Sさんの家 実施設計中。 思いをカタチにする作業としての設計。

外観は模型がわかりやすい。内部の空間づくりはCGやグーグルスケッチ(最近は名称かわりましたね)等も良いですが、やはり手書きのスケッチをスラスラと描き出す方が自分には合っている。一点透視図法の自己流ですが、いかがでしょうか?

四方を住宅地で囲まれている敷地条件に立つこの家は、凹凸のあるプランと敷地沿いの塀で居心地良い囲まれ感を生み出すことをテーマとしました。

暖房は冬季の晴天率の高い気象条件を利用したローコストな屋根一体型空気集熱・換気システム『そよ換気』と、エアコン床吹き出しを採用し、断熱気密性能は東北地方並みの準寒冷地仕様としています。

ゆったりとした片流れ屋根とガレージから玄関に続く屋根の水平感が外観の特徴です。

『伊那谷Style』No,12 松川町Yさんの家 進行中

松川町で進行中の果樹園を営むYさんの家。屋根そのままのゆったりした室内空間が特徴の平屋づくり。三尺ピッチで並ぶ登り梁のリズムがインテリアに活かされます。構造即意匠の根羽杉の家です。暖房はPSパネルヒーター+エコヌクール(高断熱時代においての費用対効果が高い)、果樹園農家ですので薪ストーブも設置します。当事務所の考える耐震性が高く断熱気密、防露性能も高い工法によっています。

『伊那谷Style』No,11 10年検査立会い

伊賀良下中村Kさんの家の10年検査。OMソーラーと薪ストーブを採用した住まい。取り壊した家の梁を新しい家に使用した。

10年経過して、外部の木部は良い具合にエイジングしている。建築自体は問題無いが、ソーラーで暖められてお湯をうめてボイラーに送るスカイブレンダーに不具合があり要修理の見立て。それでも他の設備機器にはほとんど問題は無かった。

OMと薪ストーブでの暖かい冬期、風通しが良くエアコンが無くてもカラッとしている夏期。快適に住まわれている懐かしいお顔のご家族に安心した。

 

『伊那谷Style』No,10 jia日本建築家協会関東甲信越支部『環境委員会賞』受賞

jia日本建築家協会関東甲信越支部の第一回支部大会を記念して行った『地域に根ざす建築作品募集』において表記の表彰を頂きました。小さな賞とは言え、受賞は本当にうれしいです。

講評

『有志で「伊那谷の森で家をつくる会」を起ち上げ20数年、環境共生型建築を数多く手掛けてきた建築家の1作品。伊那谷南部の根羽(ねばね)杉ほぼ100%で、断熱気密施工にも配慮した構法を開発し普遍化を図ろうとしている点が特に優れている。地域材で家をつくることを伊那谷のデザイン指針にしたいと願う姿勢が、近県からの移住者の終の住処・地域交流拠点として中川村に根をおろし「地域に根ざす環境建築作品」となっている。』

 

『伊那谷Style』No,9 中川村『南駒ヶ岳を望む家』完成

中川村MさんのOMソーラー『南駒ヶ岳を望む家』が完成しました。

根羽杉ほぼ100%で組み上げた構造即意匠の地域材の家づくりですが、上質な空間づくりを意識して設計を進めました。断熱材は高性能GW16K品を外壁175、屋根240ミリ、特に外壁耐力壁内側張りとして結露防止も図った高性能な外皮です。OMソーラーと薪ストーブ・ペレットストーブによる木質バイオマスも使用し、暖房部分の二酸化炭素排出量は100%削減しています。

西側遠くに残雪が残る南駒ヶ岳の雄大な山塊が見える予定でしたが、残念ながら雪が溶けてしまいました。今年の冬が楽しみです。南駒ヶ岳が真正面に見える喫茶室もあり近々オープンの予定。頼めばお店だけでは無く住宅部分も見学できるかも知れません。二段の片流れの屋根とガレージにつながる水平感が美しい外観を構成します。

『伊那谷Style』No,8 中川村の現場より

喫茶室の屋根直下のFIX窓より見える南駒ヶ岳。春らしい陽気の中でいっそう雪山が映えます。

中川村東岸より南駒ヶ岳は真西方向になりますが、有効に庇を出した屋根直下の台形FIXと、下部の横長部分は外部に木製の遮熱格子を取り付けて、西日の影響を最小限とします。遮熱格子のタテヨコの向きは、方角によって有効方向を変えます。

窓の形により、雪山の見え方が変わるので面白い。

『伊那谷Style』No,7 八幡町(飯田市松尾)のまちや『Mさん家族の家』 見学会ありがとうございました。

八幡町のまちやの見学会にお越し頂き、大変ありがとうございました。

家族でシェアする住まい方。中庭からの明るい光。間口は狭いけれど魅力的な構成は感じて頂けたと思います。

手造りの台所廻りは如何でしたか。

住まいの新築は勿論、リノベーションも含めて、何でもご相談下さい。

新井建築工房は建築の設計行為においては何者にも影響を受けず、クライアントの想いを形にしていくパートナーとして、クライアントの代理人として活動しています。その場所の環境を読み、家族の夢や住まい方をしっかり聞き取り、最良のプランを提案します。

但し、そのプランを何回もキャッチボールすることで、実際に建てる家が見えてきます。

そのような、粘り強い作業が設計です。決められた形は一つもありません。

 

『伊那谷Style』No,6 八幡町(飯田市松尾)のまちや 『Mさん家族の家』 完成見学会をします。

古くは遠州街道と秋葉街道の分岐点であった八幡町に、根羽杉の町家が完成しました。

二ヶ所の中庭から明るい陽が差し込むこの家は、既存の概念にはとらわれない住まい方を追求したプラン。

道路側の二部屋はコモンスペースとして地域に開放し様々な交流と繋がりを生み出そうと考えています。

杉板の外壁は今後エイジングして街になじんでいきます。

この度、お施主様のご厚意により見学会を行います。ご高覧の程お願い申し上げます。

期日    終了しました。

『伊那谷Style』No,5 大工さんの手づくりキッチン(上郷、Kさんの家)

地域材の家づくりを進めてきて、いつも気になっていた部分。家の中心となるキッチンが既成品のシステムキッチンのままで良いのかと。最近は使いやすくローコストな大工さんの手づくりキッチンをメインの仕様としています。

ステンレス一体成形の特注カウンターは一般の既成品より奥行きを深く(750)とし、様々な収納パーツを組み合わせて、家のプランに合わせてフルオーダーで製作します。引き出し類の前板は様々な無垢板を使います。気になる汚れですが、木の質感を失わない特殊な水性塗装を使用します。この塗装は非常に優れものです。

『伊那谷Style』No,4 外皮性能と現場での施工

中川村・南駒ヶ岳を望む家 続編です。

屋根面と外壁と開口部の仕様は近年、断熱気密性能の要求と共にそれに伴う壁体内結露防止に設計エネルギーと実際の建設コストを大きく注ぐ事になってきました。きちんとこの外皮性能を高める事でローコストで快適な室内環境が実現します。

但し、このような科学的見地での家づくりは社会的には高まっていますが、文化的・芸術的な家づくりはむしろ退化しているんじゃないかと最近言われ始めました。この辺りは設計者はいつも意識していないと、ワンフレーズで性能のみをPRしていくメーカーハウスと変わりません。この辺りはこの家の完成を楽しみにして下さいね。

さて、この家の仕様は屋根厚240グラスウール32Kg/m3、外壁厚175高性能グラスウール16Kg/m3、基礎断熱仕様と、南信地方としては十二分の仕様です。吹抜も高いのでこれくらいの内容としないと体感的に有り難みが感じられません。

特に今回は外壁耐力壁を室内側として気密層と兼用しています。結露計算も透湿抵抗が内側から外側に向けて1対7となり、壁体内結露も安全側です。気密シート施工は透湿抵抗が高すぎて気密シートに頼るのは非常にシビアな施工が求められますが、南信地方の気密施工に対する各職種の対応のレベルを考えると、耐力壁室内側施工は大きなメリットがあります。

また、開口部は樹脂サッシュ+Low-eガラス空気層16ミリ、サッシュ周囲は結露が廻らないように気密シート先張り施工しています。

今後もこの家の検証を続けていきます。

『伊那谷Style』No,3 長野市門前町と新幹線飯山駅視察

NPO飯田応援ネットIDEAと橋北まちづくり委員会とのコラボの視察を企画しました。長野市門前町の空き屋のリノベーションを核としたまちづくり、長野駅善光寺口『門前回廊』、新幹線飯山駅と飯山市文化交流館なちゅら、道の駅FARMUS木島平の目一杯に日帰り視察。参加者の皆さんご苦労様でした。

門前町はずっとこの地のまちづくりに係わってきた、JIA長野県クラブ所属の建築家広瀬毅さんに案内をお願いして実際の界隈を街あるきしました。この場所で起こっている事を単なる空き屋のリノベーションのデザインや不動産のシステムと捉えていては本質は見えてこない。仕事と稼ぎと生業の違いをきちんと捉え、自分たちがやりたいコト、生き方を実践する若者達が集うことで街が元気になっていく事こそが本質とみた。

長野駅門前回廊は新幹線の既存駅乗り付けのパターンで、長野駅リニューアルによる経済効果を検証するために訪れたが長野の重心も駅周辺に戻ってきていると言う。飯田の和菓子店の雄『いとうや』さんも一等地に店を構えている。

飯田市にも十一年後にリニア新駅が出来る。その点での先輩にもあたる飯山駅周辺のまちづくりの是非は非常に参考になる。駅前広場とつる屋となちゅらの関係はよくよく検証しなければならないと思った。

農業立村を目指す木島平村のFARMUSは冬期の為、農産物は少なかったが伊豆大島との姉妹村の産品も置いてあり、山と海の交流が商品構成に活かされている。この建築も空き工場のリノベーションであり外壁は田んぼの畦パネルを貼ってあり微笑ましい。グッドデザイン金賞を受賞した力作だ。

 

 

『伊那谷Style』No,2 新年の近江八幡行き

お正月休みに前から行きたかったラコリーナ近江八幡へ行ってきました。藤森照信先生の設計。近代・現代を超えて縄文時代にデザインルーツを求める建築は素晴らしいロケーションの中に圧倒的な迫力で、現代文明に抗うように立ちすくんでいた。敷地の位置関係は近江八幡と言えばヴォーリズの近代建築群が有名だが、そのヴォーリズを創始者とするヴォーリズ記念病院の真ん前。でも病院からの眺望は全く阻害していない設計者の心遣いが素晴らしい。現在クラブハリエの本社(銅屋根)を建設中で裏側のこれまた面白いアイテムは現在は体験出来ず。4月以降に行く事をお勧めします。

帰り道の琵琶湖沿いを走っていると気持ちのよいデッキがある喫茶店でティータイム。お正月の琵琶湖に暮れる夕日が堪能できました。

『伊那谷Style』No,1 中川村・南駒ヶ岳を望む家

中川村で進めている『南駒ヶ岳を望む家』

OMソーラーの集熱屋根は真南に向けて、西側の雄大な眺望を取り込んで行くには、特に南信州のきつい夏の日射を遮る必要があります。

特に西側は庇による日射のコントロールが難しい方位。1階の喫茶室から椅子に座った視点から山の稜線がきちんと見える。

完成後も小さな喫茶店を営業する予定ですので、営業日はこの見え方を体験出来ます。

愛知県県知立市からIターンで新しく伊那谷に居を構えます。