飯田市の中心市街地が一望できる松川沿いの高台に立つNさんの家。
見下げの敷地条件に対応する南側の庇のある木のテラスで視線を遮断する。店舗部分はルーミーな木造カーテンウォールの開口部で特徴づけている。
特に、各所の南側の吹抜が、光の入れ方、部屋同志の繋がり、通風等、変化に富んだ空間を生んだ。これは前記の庇のある木のテラスと一体的に機能し、多様な生活感を生み出す。美容室から大パノラマの眺望が楽しめる。丁寧な断熱計画を行い、UA値としては0,4台の高性能な外皮を構成。
三世代の住まい+美容院+ガレージ倉庫部分で少し大きな床面積ですが、実際の住まいの部分はコンパクトにまとめています
きちんと庇を出しながら、モダンな外観、落ち着いた伊那谷らしいたたずまいをデザイン。
内部は構造即意匠の家づくりを基本に、木や石や珪藻土を使用した本物志向で、よりモダンで現代的な表現を行っています。
構造材や造作材は全て桧材を使用。PSパネル暖房と薪ストーブを採用しました。