柿渋塗り  『伊那谷Style』No,28

天然素材として使われてきた柿渋。特に針葉樹合板に柿渋仕上げとすると妖艶な色つやが楽しめます。

塗装材としては簡単で、容器から出してコテ刷毛でたっぷり二回塗り。(各回、しっかり乾燥します)

建て方前に天井兼用の構造用合板に塗り、一年くらい経てばしっかり色が上がってきます。段々と色上がりしてくるさまが自然素材然としています。自力施工も出来ますが、柿渋特有の臭いがこれまで苦手の方も多かったと思います。

ここで使用している柿渋は『無臭柿渋・柿多冨』という商品名で、柿渋特有の臭いがしません。塗りやすい。容器も小袋を幾つか買えば便利です。基本的に一回蓋を開けると酸化してしまい長期保存は出来ません。

柿渋は白い布地に付くと洗濯しても取れません。市販の塗装用ビニールエプロンと手袋を使用しましょう。